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飛騨路犬舎⑵

飛騨路犬舎②

館内の温泉を出てすぐの休憩室には、所狭しと賞状やトロフィーが並びます。美姫号の特優メダルもありました。

展覧会への出陳と作出に励み、結果を残している荒井さん、岡山のお師匠さんのおかげだと語っていました。荒井さんのペースで無理なく展覧会が続けられるようにいつも気遣ってくださるそうです。尋号もそんな師匠のもとから迎えた子です。岡山で開催された第133回本部展の時のことを、今でもよく覚えています。

展覧会当日、朝早くてまだ薄暗い中、私は自分の師匠と一緒にテントに居ました。そこへ荒井さんが尋号を連れて挨拶に来てくださいました。尋号は、目形の良い綺麗なお顔立ちをしていました。構成が良くて、赤の色調は優しく品があり、女の子らしい子だなという印象でした。

この展覧会で、尋号は幼犬A組で優秀1席をとりました。荒井さん、呼ばれてから決定コールがあるまでは綱を持つ手が震えたそうです。震えを悟られないように両手で綱を持ってみたりもしたそうです。喜びの大きさが伝わってきますね。

いつもお弟子さんの活躍を願っている荒井さんの師匠も、同じくらい喜ばれたのではないでしょうか。岡山と岐阜で距離が離れていても、師匠と弟子の絆は強いですね。

展覧会の会場に着いたら、師匠と仲間が居ます。もし一人で展覧会へ出陳すると想像すると・・・私だったら雰囲気に呑まれてしまいそうです。仲間って本当に心強い存在ですよね。でも会場に着いてからだけではなく、やっぱり道中も仲間がいると楽しいものです。実は荒井さん、奥飛騨の地元の友人が、展覧会仲間になりました!!今後は道中も楽しいですね。そのお友達と一緒に、大館の本部展へいつか行ってみたいそうです。旅館業を営んでいるので、ゴールデンウィークの大館の本部展はまだ行ったことがないそうです。大館へ行くことが「夢」なんて、なんだかいいですね。

つづく…

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