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親睦会を開催しました♪

‌  令和元年91日、三岐支部の親睦会を開催いたしました。三重、岐阜の会員だけでなく、愛知や滋賀、静岡など、遠いところからもお越しいただきました。また、会員、非会員関係なく、秋田犬好きの方たちにもご参加いただきました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
  今回は大垣市の「ひまわり畑」でお食事会でした。バイキングの料理はどれも美味しくて、外では、天然アマゴや牛串や地元産の立派な椎茸を炭火で焼いていただきました。特に天然アマゴは絶品でした。田辺副支部長が、近くの川で捕れるよ、と話していらっしゃいました。肉厚の椎茸もプリプリで美味しかったです。
  1年ぶりに皆様にお目にかかって、お互いの犬の成長を見るのは楽しいですね。まだあどけなかった子が、母犬になって、自分の子どもと一緒に参加してくれたのはとても嬉しかったです。
  人間の子どもも大きくなっていました。一昨年おじいちゃんと一緒に参加してくれた男の子が、大きくなって、妹さんと一緒に参加してくれていました。
  うろ覚えだったのですが、ワンちゃんのお名前を聞いて、「あの時参加してましたよね?」と思い出したり。1ぶり、2年ぶりとなると、懐かしい気持ちになりますね。こうして回を重ねるごとに、親しみがわいて、仲間が増えていく気がして、とても嬉しかったです。
  今井支部長が「皆さんが秋田犬を飼おうと思ったきっかけを是非お聞かせください」とお声かけをしたら、色々な話を聞くことができました。
  生まれたときから、親の代からという方もけっこういらっしゃいました。歴史が長いですね。また、保護犬を受け入れてくださった方もいらっしゃいます。保護犬は受け入れの条件が厳しいそうですね。お金をかけて環境を整える必要も出てくるため、断念する方もいるとか。以前このHPでも載せたことのある、保護犬の寅吉君は、新しいご家族に迎えられて元気そうでした。保護された時のお写真は痩せていましたが、今はふっくらとしていました。正面からまじまじと見入ってしまったのですが、寅吉君は怒ることなく、凜としていました。
  恵那からご家族3人とワンちゃん2頭で初めて参加された方にもお話を伺いました。2頭目に迎えた子は、ブリーダーが身体を壊して世話をできなくなった子です。ネットの掲示板で里親募集を知り、かわいそうになって迎えたそうです。保存会が愛犬家に支えられていることを考えさせられる現実ですね。とても秋田犬が大好きで、30年以上秋田犬を飼っているそうです。ご主人がこんなことを話してくれました。
「展覧会をやる人たちは、展覧会用に犬を作っている。僕たちは展覧会には興味はない。でも、一生懸命展覧会をやる人がいないと、秋田犬が衰退していく。だから批判はしません。」
こんな嬉しいお話を聞いて、親睦会を開催して良かったと心から思いました
よく仲間と「愛犬家が保存会の会員になるメリットは何か?」という話をします。展覧会や繁殖をしていると、出陳や血統書の関係で保存会に入会する必要がありますが、繁殖を考えていない愛犬家の方たちには必要性を感じません。それでもこうして、長年秋田犬を飼って保存会に所属している方は、純粋に秋田犬の種の保存を願っている、秋田犬愛が強い方たちだと思いました。
  だからと言って、保存会へ必ず入会してほしいとお願いしているわけではありません。家族として迎えて大切にして下さることが、犬にとって一番の幸せだと思っています。

  そんなことを考えていた矢先、里親募集の子犬を見るために、三重県のご夫婦が急遽駆けつけてくださいました。私は、子犬たちがどんなに良い血統かを興奮気味に語りました。そして先ほどの恵那のご家族の姿が目に入ると、我に返って恥ずかしくなりました。血統も容姿も気にせずに、ありのままを受け入れている愛犬家の方たちの前で、舞い上がって話すことではないと反省しました(>_<)

  またある方には子犬を迎えたときのお話なども聞かせてもらいました。土間打ちの犬舎で育ち、トイレのしつけをされていない子犬が、迎えた初日からシートの上でおトイレをして、一度も失敗したことがないことなど。お写真で拝見したことがありますが、確か2ヶ月に満たないコロコロの赤ちゃんだったような……不思議ですね。

  展覧会へ出陳予定で、ご愛犬の身体作りを頑張っている方もいらっしゃいました。今井支部長に熱心に質問をしていました。
その方はバレーボール選手だったので、きっと犬の身体作りもストイックに頑張るのだろうなと思っていたら、支部長に「走らせ過ぎだね」とアドバイスされたそうです。難しいですね。うちは幼犬時代、体重ばかり気にして、ブクブクに太らせてしまった経験があります。

  きっと上位いけるから展覧会に出陳するといいよ、と言われた女の子のオーナー様は、「犬が可愛そう」と話していました。首を上げる姿が可愛そうなのだそうです。そういえば展覧会場で、周りの人間に怯えて、潤んだ目をしている子を見かけます。そんな子を見ると、やっぱり可愛そうと思ってしまうのかも……うちは男の子だからあまり気にしたことがありませんでしたが、そんな考えもあるのですね。

  また逆に、家庭犬として迎えたけれど、親睦会のご参加で展覧会に興味を持って、是非見に行きたいという方もいらっしゃいました。ありがとうございます。ご主人と山登りで鍛えた身体が評価されると思います。

  犬の話は尽きませんが、記念撮影の時にはまた盛り上がりました。威勢の良い牡犬たちがハモっていました何事もなかったのでこんなテンションで書けますが、ワンちゃんの参加頭数が多くて、撮影時はなかなかの犬口密度だったと思います。

  ご機嫌斜めのワンちゃんと車で待機されていた方もいらっしゃいました。気性が良く、立派なワンちゃんでしたので、「イケメンですね」とお声かけしたら、女の子でした。お食事できたのでしょうか大変そうでしたが、オーナー様は笑顔でした。秋田犬と言ってもいろんな性格の子がいて面白いですね。皆さん終始笑顔で、幸せオーラを放っていました。

  里親募集の子犬の1頭はこの親睦会でトライアルが決まりました。今回の親睦会に参加していた会員Hさんのご友人です。Hさんがご近所で秋田犬を運動させていると、「こんな犬欲しいな」と話していたそうです。
ご紹介いただきありがとうございました。先住犬との相性が心配だということで悩んでいらっしゃったので、お試し期間を設けました。私自身も今井支部長の犬舎から犬を迎えるときに、そういったご配慮をいただきました。秋田犬のブリーダーさんは強面で近寄り難いイメージがあるかもしれませんが、実は心が広くて人情深い方が多いと思います。今後も親睦会を続けていき、みなさんが身近な存在に感じられるようになっていったら嬉しいです。
  最後に、私事ですが……親睦会が終わってから実家へ寄り路をしました。両親ともに犬嫌いなので、実家に犬を連れて行くのは初めてでした。秋田犬の子犬を見た母親が「品があるね」とうっとり眺めていました。毎日子犬を見ている私も同じ気持ちで眺めていました。最近認知症が進行している父も、穏やかな笑顔を見せてくれました。秋田犬の魅力を改めて感じた1日でした。
  それではまた来年、皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。ご参加ありがとうございました。
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